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Rolandが令和元年台風第19号により被災した製品を特別修理対応するという話

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東京都内や他の関東エリアに甚大な被害を与えた先週の「スーパー台風」こと令和元年台風第19号「ハギビス」。被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

 

「スーパー台風」被害と今後の課題、そしてRolandによる社会貢献に関する件

私は多摩川氾濫で被害を被った世田谷区在住ではあるものの、川沿いとは逆方向の土地に住んでいるため、今回は難を免れましたが、それは偏に運が良かったという要素もあるかと思います。加えて東京都の治水事業や防災対策の恩恵を受けただけに過ぎず、普段、何かと不満を寄せがちな行政に対する見方もちょっと変わってきた。そんな方も中にはおられるかとは思います。しかしながら、被災した地域では1日でも早い復旧、復興が望まれています。

またネット上でも大論争に発展した災害時の人道的な問題も今後、今後社会が問題解決に向けて取り組むべき課題だということが改めて浮き彫りになったかと思います。

台風はもちろん、地震など天災が多い日本。特に東京のような多種多様な人々が集まり、多種多様な価値観を持つ人が住まう土地の場合、コトが起こった場合を想定して対策を講じる必要があるのではないでしょうか?

そういう意味では台風の最中、ネットを燃やし尽くしたあの問題に対する"貴重な意見"として紹介されていた「そもそもホームレスをなくしていく事が大事」という声からは、おかしな方向に発展して行く誹謗中傷合戦、よくわからないマウントの取り合いではなく、問題解決に向けた建設的な議論の必要性を強く感じました。

「安全な場所からスマホを通して覗く世界はリアルであってリアルではない」

そんなモヤっとしたことが頭によぎっていた方は、このような意見があったことを知っておくと、”真に人道的な行為とは何か?”や”今後どうしていくべきなのか?”を考えるきっかけになるのではないでしょうか?

閑話休題。

Roland特別修理対応の条件

このように様々な影響を私たちに及ぼしたスーパー台風「ハギビス」ですが、その被害に遭われた音楽クリエイターや音楽制作好きの方に向けて、楽器メーカーのRoland(ローランド)が、同社製品の特別修理対応を行うことを発表しています。

同社の公式サイトによると特別修理対応の条件は以下のとおり。

罹災製品への対応
対象製品:
令和元年台風第19号に伴う災害により罹災し、修理可能なローランド製品

※ 製品の状態によっては、修理が不可能な場合がございます。予めご了承ください。
適用地域:
令和元年台風第19号に伴う災害により 災害救助法の適用地区

※詳細につきましては、内閣府 災害救助法の適用状況より「令和元年台風第19号に伴う災害にかかる災害救助法の適用について」をご確認ください。
適用期間:
2019年10月15日~2020年3月31日
特別料金:
技術料:無料
出張料:通常料金の50%(※出張修理対象製品に限る)
部品代:実費
※「ローランド/ボス製品の修理・補修対応について」を合わせてご参照ください。
対応のお申込み/お問い合わせ
故障状況などにより対応できる範囲が変わってまいります。
必ず、お客様相談センター 修理担当窓口までご連絡・お問い合わせください。
※点検のみのご依頼は、特別料金の対象外とさせていただきます。
※補修部品が無い製品に関しましては、点検・修理を承ることが出来ません。

 

台風第15号時も今回同様の被災ユーザー向け修理サービスを発表してRoland

サイトで調べてみると、Rolandは先の台風第15号時も今回同様の被災ユーザー向け修理サービスを発表していました。

今年は、同社の名ドラムマシーン「TR-808」が「重要科学技術史資料」に選出されたほか、TR-8S、MC-707などを含む『AIRAシリーズ』がグッドデザイン賞を受賞するなど、アカデミックな分野でも高く評価されたことが話題になりましたが、こういった社会貢献活動にも社をあげて取り組まれておられるようです。

www.youtube.com

もし、被災した方でRoland製品をお持ちの方は、よろしければ、同社のサイトにアクセスして詳細をご確認ください。

冒頭でも述べさせていただきましたが改めて、被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。以上、お後がよろしいようで。

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Top Image via Roland
Reference: Roland