先週末、Beats 1「OVO Sound Radio」でプレミア公開されたLil Pumpの大ヒット曲「Gucci Gang」のRemixがオフィシャル音源としてリリースされました。
Gucci Maneやラテンミュージックのスターが参加
ラジオでのオンエア直後の時点では、Gucci Mane、21 Savage、French Montanaといった人気ラッパーたちや、最近USのメインストリームにも進出し出しているラテントラップやレゲトン界隈の人気アーティストであるJ.Balvin, Bad Bunny、Ozunaらのリミックスへの参加が報じられていました。
しかし、今回オフィシャルとしてリリースされた音源には新たに昨年、Nicki Minaj(ニッキー・ミナージュ)との激しすぎる女性ラッパー同士のビーフ合戦も記憶に新しいRemy Ma(レミー・マー)の名前もクレジットされています。
8分の長尺曲化したRemix版「Gucci Gang」
ちなみに今回のRemixは2分ちょっとの短い曲が、思わずプログレッシヴ・ヒップホップかよ! と突っ込みたくなるくらいの8分を超える長尺になっていたり、リリック中、Gucci Maneが収監中のMeek Millに向けて、Free Meek Millとシャウトアウトするパートがあったりと色々なトピックも。またラテン勢のリリックはスペイン語なのでよくわからないとジョークを交える海外メディアでもあったりと、原曲がバイラルヒットモンスターなだけに大きな話題になりました。
現在、Lil PumpのYouTubeチャンネルではその8分のオールスター版Remixが公開。再生回数もありえないスピードで増え続けてます。
ダウンロード販売では英語とスペイン語バージョンも
なお、iTunesのダウンロード販売では、その8分のRemixに加え、Remixを言語毎に英語のラッパーバージョン、スペイン語のラテン勢バージョンとして2つに分割したトラックも収録。取れるところから取るというこのマネタイズ感、商売上手かよ。とツッコミたくなります。
このあたりはやはり、最近800万ドルで再契約したメジャーレーベルのWarner Bros.とプロモーションチームのビジネス戦略なのかな〜と思います。というか、最新のデジタル戦略を駆使するLil Pumpのプロモーションチームのことを考えると、一旦メジャーから離れたことですら話題作りのためだったのではないかと勘繰りたくなるレベル。そのあたりの真相はどうなんでしょうか? 気になります。
そんなこんなで色々と話題に事欠かないLil Pump、次は予定されている噂のミックステープ『Harvard Dropout』の動向に期待です。
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Top Image via Lil Pump Facebook
Source: Pitchfork, Genius1, 2