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Lil Peepの正式な死因が判明。原因はフェンタニル、ザナックスの過剰摂取

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ついに正式な死因が明らかに

先月11月15日に訃報が報じられたEmo Trapシーンの旗手にして、今後の活躍が大いに期待されていたラッパーのLil Peep(リル・ピープ)。その死因は当初、彼が普段から服用していた精神安定剤の「ザナックス(Xanax)」の過剰摂取と言われていましたが、その後、警察や専門家がPrice(プリンス)の死因にもなった疼痛緩和の合成オピオイド「フェンタニル(Fentanyl)」使用が彼を死に至らしめた可能性があると主張。実際はどうだったのかに注目が集まっていましたが、このほどついにその死因が正式に明らかになりました。

死因はフェンタニルとザナックスの過剰摂取

Lil Peepの正確な死因判明については死後6~8週間かかると言われていましたが、予想より少し早く判明した形です。そして気になる死因は予想通り、フェンタニルとザナックス。ザナックスは特にSoundCloudラッパーと呼ばれるような最近の若手ラッパーやそのファンの間で流行していた処方箋でもらえるドラッグ。そしてフェンタニルは少量でも使い方を誤ると死に至るというような危険薬物です。今回の検視を行ったアリゾナ州ピマ郡ツーソン(Lil Peepが落命した場所)の監察医によると、どうやらLil Peepはこの2つを混ぜ合わせて使ったか、別々に同じ日に使っていたため、オーバードーズを引き起こしたようです。なお、この2つを混ぜて合わせて使うことは極めて危険。呼吸が抑制されて昏睡状態に陥る可能性があるとのこと。なお、自殺ではなく事故だったと断定されているようです。

カート・コバーンのイメージを上手く利用、自身の音楽的なバックグラウンドのオルタナ/グランジ/エモなどをサンプリングしたメロディックなトラックと、自殺や鬱などをテーマにしたダークな歌詞が特に同世代の間で人気を博していたLil Peep。皮肉にもそのカート・コバーン的なイメージが夭折したロックスターを彷彿させるため、死後に生前以上に有名なった感は否めませんが、Emo Trapというヒップホップの新興サブジャンルを広く世に知らしめたことは今後のシーンにとっては大きな貢献だった気がします。

ここまで有名になったら、今後はどこかのタイミングで未発表音源集なんかもそのうちリリースされそうなので、個人的にはそれに期待したいと思います。

一時大炎上したLil Peepの親友的ラッパー・Bexeyによるトリビュートを発見

余談ですが、一時Lil Peepのイギリスにおける親友的な存在で、彼の死後、その死体をライブストリーミングしたとネット上でLil Peepファンから大バッシングを受けたBexeyまたはBexey Swanという名前で活動しているロンドンのラッパーがいるのですが、そんな彼がLil Peep追悼曲を公開しているのを見つけました。ちょっと泣いてる風にラップしているのが印象的で、トラックはWaveっぽくもあり、エモいです。

Bexeyによる先述のライブストリーミングは、本人曰く、Lil Peepの死とは無関係で、悪意ある誰かがその死に際してネット上でキャプチャーした動画をばらまいたため、そのような噂が出回ったと本人は否定しています。これについては真偽のほどはわかりませんが、そのため、彼のSNSはLil Peep死後数日間は大炎上状態になるなどLil Peepファンからの憎悪を一身に受ける形となりました。このことについてはまたそのうち書いてみようかなと思います。

 

とにかくついに明らかになったLil Peepの正式な死因。改めてR.I.P。

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Text by Lady Citizen aka JF
Top Image via Lil Peep Facebook
Source: E! News