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Lil Peep新曲「Runaway」と制作中のドキュメンタリーにDiploとのコラボ曲が使用されるかも? という噂がともにヤバい件

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いよいよ、来週11/9に発売される故Lil Peep(リル・ピープ)の遺作アルバム『Come Over When You’re Sober, Pt.2』。その発売を前にLil Peepの誕生日である11/1にアルバムから新曲「Runaway」が先行曲としてリリースされました。

 

Lil Peep新曲「Runaway」リリース&MV公開

同曲はすでにSteven MertensとLil Peepの母親であるLiza Womackが共同で制作したMVも公開。そちらにはLil Peepが子ども時代に書いた”お絵かき”も、生前の彼の姿をおさめた映像とともにフッテージとして使用されていたりもします。

またMVではLil Peepが生前拠点としていたLAのロサンゼルス国際空港 (LAX) からロンドンのヒースロー空港に旅立つというストーリー仕立てになっており、Lil Peepとは縁が深いプロデューサーで、顔面にLil Peepを表す”Peep”というフェイスタトゥーを入れた「Runaway」も手がけたSmokeasacや、XXXTentacion(XXXテンタシオン)とのコラボ曲「Falling Down」の制作にも関わった​iLoveMakonnen(アイラヴマコーネン)も登場します。

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またロンドンのシーンでは向こうのブラックキャブ(タクシー)やヨーロッパ1の高層ビルで近年ロンドンの新名所として2013年に開業したザ・シャード(The Shard)なんかも登場したり、かつてロンドン住まいだった私的には結構胸アツです。でもどうせなら、ロンドンのLil Peepの兄弟ことBEXEY(ベクシー)の映像も使ってあげてほしかったな〜などと思ってみたり。

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「Girls」系の超絶ドラッギーさがヤバい

このようにMVが目をひく今回の新曲「Runaway」ですが、実は曲的にも最近のLil Peep遺作関連では1番だと思えるくらいドープでカッコいいのではと思います。曲のテイスト的には超絶ドラッギーさが極まる「Girls」系でまあ、ドープ。でもオルタナ系のギターリフもバッチリ聴こえてくるし、なんともNirvana(ニルヴァーナ)っぽくて、かつて本人もそのイメージを意識していたKurt Cobain(カート・コバーン)感がビンビンに伝わってくるため、これはもう最高だろ! といった具合でヤラレました。

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余談ですが、同曲は実は昨年2017年に6月にアクシデントによって、Lil PeepのSoundCloudで公開されていた曲でもあり、コアなファンならすでに1度は耳にしたことがあるという曲だったりもします。

 

Lil PeepのドキュメンタリーのサントラにDiploとのコラボ曲が使用されるかもという噂

なお、現在、Lil Peepの生涯にフォーカスしたドキュメンタリーが制作されていることも報じられており、そちらのエクゼクティヴプロデューサーはなんと映画『シン・レッド・ライン』の監督を務めた映画監督のテレンス・マリックが務めるそうな。

さらにドキュメンタリーのサントラも制作される可能性があるそうで、そちらには先述の​iLoveMakonnenが関わった曲が使用される可能性のほかに、Lil Peepが、Diplo(ディプロ)や音楽プロデューサーのHarry Fraud(ハリー・フロード)とレコーティングした曲が使用される可能性も報じられています。

今月でLil Peepが亡くなって早1年。まずは待望の『Come Over When You’re Sober, Pt.2』を聴き、命日には彼への想いを偲ばせるファンも多いことでしょう。そんなわけで私としても11/9が楽しみでなりません。以上、お後がよろしいようで。



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Top Image via Lil Peep
Source: Stereogum1, 2 , Genius