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100%リアム・ギャラガーなアルバム『As You Were』発売決定

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がっつりリアム・テイストのロックアルバム感

90年代のインディーキッズの好きなものと言えば、ブリット・ポップ、オアシス、リアム・ギャラガー。いささかステレオタイプな意見だと思いますが、大筋間違いないのでは?と言うよりはそうであって欲しいとさえ願ってしまう、私はオアシス大好き世代です。

そんなリアム・ギャラガーファン待望のソロ・デビューアルバム『As You Were』の発売がついに発表されました。最近の彼の話題と言えば、今月初めに地元マンチェスターで行われたアリアナ・グランデ主催の例のチャリティーコンサートへの出演とそれに伴う、喧嘩中の兄・ノエルへのディスで良くも悪くも存在感を示してくれたのですが、そのライブ時には京都ブランド・SASSAFRAS(ササフラス)のパーカー着用も注目を集めましたね。

このパーカーを着ているリアムをみると、そういやバンドの全盛期頃の90年代には、ここ日本でもボーカルの人のちにロリータ・ポップに目覚めるザ・ブリリアント・グリーンもリアム風のマイクを持たない歌い方をしていた時期があったことや、ついでに俳優さんの柏原崇・柏原収史の柏原兄弟が、なぜかオアシス・オマージュのバンドをやっていたことまで思い出してしまいます。リンク先の曲のど頭のフィードバックノイズ感たるや、いと「My Big Mouth」のごとし...

話はアルバムに戻って。10/6に発売が予定されている『As You Were』。リアムは、Adel、Siaなんかの楽曲を手がけ、グラミー賞受賞経験のあるプロデューサーのGreg Kurstin手がけた先行曲「Wall Of Glass」含む4曲で、自ら楽器を演奏しているそうです。

今作はリアムの歌に特化した、60~70年代のクラシック・ロックの影響を色濃く感じさせる仕上がりとなっているとのことで、アルバムについて、ジョン・レノンの「Cold Turkey」と、ザ・ローリング・ストーンズのクラシックスのヴァイブスを今風のリアム節にしたものと語っているようです。

確かに先述の先行曲は、オアシス時代にリアムが作った楽曲っぽさが香ばしいほどに匂っていますね。

単独公演も決定

ちなみにすでに8月のSonic Maniaと、Summer Sonic大阪場所への出演が決まっていることはファンならご存知かと思いますが、8/17に東京・ZEPP TOKYOにて一夜限りの単独公演も決定したようですので、フェスでのパフォーマンスだけでは飽き足らないという方はこちらでがっつりとリアムの雄姿を拝見するのも良いかもしれません。

なにはともあれ、100%リアム・ギャラガーな感じになりそうな『As You Were』全曲聴くのが楽しみです!現在、アルバムはプレ・オーダー受付中です。

As You Were (Deluxe Edition)

As You Were (Deluxe Edition)

  • Liam Gallagher
  • オルタナティブ

余談ですが、私の実家の片隅に保存されているであろう、オアシスのライブ盤Familiar to Millions 』がiTunesで販売されていることに今更気づいてちょっとアガりました。

Familiar to Millions

Familiar to Millions

  • オアシス
  • ロック
  • ¥2500

 あと、余談ですが最近書いた記事で、USのラッパー、Lil Peepが「Wonderwall」をサンプリングしていることを紹介しています。

このラッパーは、オルタナ/グランジをネタにした曲が多く、ヒップホップに抵抗がある人でも意外とすんなり受け入れられるんじゃないかなと。ちょっとスマッシング・パンプキンズ感があるので、興味があれば一度聴いてみてください。

【併せて読みたい記事はこちら】

Reference: Billboard, WMJ
Top image via WMJ

Text by Jun Fukunaga