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Erol Alkanのエレクトロの遺産的リワーク作品集『Reworks Volume 1』

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私世代のキング・オブ・DJと言えばErol Alkan(エロル・アルカン)。そんな彼が今年11月に自身のリワークベスト集『Reworks Volume 1』なるコンピをリリースしていました。

エレクトロの遺産的リワーク作品集

このコンピはErol Alkan主宰レーベル「Phantasy」からリリースされたもので、アナログ5枚BoxセットやCD2枚組セットというフォーマットで販売。その他、アナログセットに入っているレコードを1枚ずつ単品でも購入可能です。

注目すべきはその内容なんですが、端的に言うとこれは”エレクトロの遺産”そのものという感じです。ロンドンでNu Raveの波が起こっていたのが2007年頃。そう、Klaxonsがアルバム『Myths of the Near Future』をリリースした年。そこから10年後の今、Erol Alkanのエレクトロの遺産コンピがリリースされたのは偶然ではないはずと勝手に思っています。

あとあまり話題になることが少なかったのですが今年はCut CopyやらMGMTやらその他かつてのエレクトロ期のスターが、昨年のJusticeに続けと言わんばかりに復活。にわかにエレクトロリヴァイバルの兆しが見えていただけに、このタイミングでリリースは来年以降を見越してなのか? と勝手に勘ぐってしまいます。ちなみにこちらMixmagの「2017年ベストコンピレーションTop20」でも6位に選ばれていました。

Klaxos、MGMT、Justiceらのリワーク収録

と前置きはここまでにして内容に触れると、先述のとおり、まあ”エレクトロの遺産”です。収録されているリワークがそれこそKlaxos、MGMT、Justice、 Gonzales、Hot Chipなどなどといった感じ。良い意味で懐かしさで胸ヤケを起こします。

個人的には同コンピに収録されている今年、”Death From Above”名前を変えて復活したDeath From Above 1979の「Romantic Rights」のリワークを聴いて、当時これDJで使いずらかったなぁとか思っていたことや、Death From Above 1979なら「Black History Month (Alan Braxe & Fred Falke Remix)」が好きだったな〜ということを思い出したり、かつての私世代の主戦場だったエレクトロへの郷愁にかられました。

まあまあそんな内容なので、今このタイミングで聴いたら同世代なら変にテンションがアガるコンピです。特にFranz Ferdinand(フランツ・フェルディナンド)の「Do you want to (Erol Alkan Remix)」とかね。あとTame Impala(テーム・インパラ)の「Why Wont You Make Up Your Mind (Erol Alkan's Extended Rework)」がかっこいいです。そんなBoxセットの購入はこちらでどうぞ。

でも個人的に1番好きなErol AlkanリワークはAlter egoの「Rocker」のリワーク。これは残念ながら収録されていませんが、途中で入るデス声が印象的で拳を振り上げたくなります。今回のコンピはVol.1となっていますので、Vol.2がリリースされるなら是非収録して欲しいですね。

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Text by Lady Citizen aka JF
Top Image via Fantasy