4月にリリースされたおそらく日本初のWaveをモチーフにしたJ-POP、ディーン・フジオカの新曲「Echo」。
ディーン・フジオカ x 最上もが、耽美すぎるWaveyなMV公開
以前から当Webzineではお伝えしていますが、同曲は完全にロンドンを中心とした本場やその周辺の海外の作品ともリンクするクオリティーでして、自称Wave愛好家の私としては、こんな挑戦的な音楽が日本の市場にしかもメジャーリリースかつ日本人ならおそらく誰でも知っている、最低でも1回くらいは名前を聞いたことがあるレベルの人物によって世に送り出されたという事実は衝撃的でしたし、なんかマニアックな海外の音楽とかずっと好きで良かったな〜。と勝手に報われた気持ちになっていたのですが、そんな「Echo」ついに待望という言葉が相応しすぎるMVが公開されました。
お二人がただただお美しい…
早速、拝見させていただきましたところ、ヴァンパイア役のディーン・フジオカが、元でんぱ組.incメンバーの最上もが演じる美しき死体を操るという耽美の極みのような世界観になっているため、「なんとWaveなことか、この演出。最高にWaveしてるぜ!」と興奮させられてしまいした。
そして、なんと言ってもMVに出演する2人の圧倒的な美しさ。さすが現行ショービズ界で大活躍する存在たちだけあって、演者のビジュアル部分で考えても最近のMVの中でもかなり群を抜いているという印象を受けました。
極私的「最上もが、絶対ネフィルピトーに操られている」説
そんなわけで、音楽はいわずもがな最高で、世界観も超Wavey、そして演者のビジュアルも美しすぎるという3拍子揃ったこのMVでは、そのほかにMVでの最上もがのマリオネットのようなダンスもまた超強烈。
ご本人もTwitterで「一度消えた魂は同じようには蘇らない」とそのダンスについて表現されていますが、これ完全元ネタは御大冨樫義博のいつ大団円を迎えるのか、つーか次いつ週刊少年ジャンプで連載開始されるかわからない漫画 aka 「HUNTER×HUNTER（ハンターxハンター）」に登場する主人公の敵役の1人、猫型ロボットならぬ猫型キメラアントのネフェルピトーに殺られた上、最後はその念能力で操り人形にされてしまう悲劇のハンター、カイトだろ! と言いたくなるくらい、その姿を彷彿とさせます。
DEAN FUJIOKAさんの2nd Single『Echo』に出演しました。一度消えた魂は同じようには蘇らない…そんな感じです。https://t.co/rJthfjjYr2 pic.twitter.com/E5OTOADBkW
— 最上もが (@mogatanpe) May 29, 2018
特に完全に人間的じゃない動きは、まさにそれなので、気になった人は「HUNTER×HUNTER」を読んで比較してみてください。
「HUNTER×HUNTER」のあやつり人形のくだりはこちらでどうぞ。
ドラマ「モンテ・クリスト伯－華麗なる復讐－」にどハマってます
ちなみにこの「Echo」が主題歌として使用されているおディン様主演ドラマ「モンテ・クリスト伯－華麗なる復讐－」の現段階での最新エピソード第6話、私は所用でリアタイできなかったので見逃し配信で視聴させていただきましたが、個人的にヤベェ!となりまくった第5話の続きだということもあって、そのエピソード冒頭のピアノバージョンの「Echo」の美しくも不穏な感じの鳴り響き方はかなり胸にくるものがありました。
余談ですが、実は私、ここ数年は海外にいたことや帰国後もテレビを持たない生活を長らくしていたり、単純に仕事に追われていたりしたので、基本的にテレビは観ない、ましてやドラマなどほとんど観ない現代文明の利器を否定するようなライフスタイルだったのですが、この春からは「モンクリ」と「おっさんずラブ」を毎週チェックしているという奇妙なテレビライフを送っております。
というわけで今週放送の第7話も今から気になりまくりなわけですが、音源面でも「Echo」はシングル『Echo』として6/20にリリース。そちらにはカップリングのほかにインストも収録されるということはすでにご存知の方も多いかとは思いますが、それを使ってディーンさんもお気に入りにあげているSkepta（スケプタ）のアカペラとか乗せたマッシュアップなんか作ってみたいなーと思ったりします。
そのリファレンスはこちら。
Skeptaと同じグライムシーンのゴッドファーザーことWiley（ワイリー）の曲をWaveアーティストのKlimeks（クリメックス）がRemixしたグライムラップ meets Waveなこの曲を聴いていると両ジャンルの相性の良さを感じます。ですので、先述のようなディーン・フジオカ x SkeptaみたいなDJ的に言えば飛び道具なトラックがあれば良いなと思う次第。以上、お後がよろしいようで。
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