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あの地獄体験をもう1度! 最高に地獄だったCRZKNY代官山UNITライブ動画が公開された件

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5/2。そう、5/2といえば、”このベースが地獄だねと君が言ったから5/2はCRZKNY記念日”としか言い表すことができなかった最高の地獄音響体験 aka Visionist来日公演でのCRZKNYの強烈すぎたライブが行われた日なのですが、その地獄を追体験することができるライブ動画が公開されました。

CRZKNY地獄記念日ライブを動画で追体験する

この日の地獄記念日ライブについては、会場に実際に足を運んだ身から言わせて頂きますと、マジな話、最低限、「最高」、「地獄」、「クレイジー」、「低音エグい」の4単語さえ知っていればシンプルに表現できるというとんでもない内容でした。

そんなライブの体験レポートは以前の記事を読んでいただけたらよくわかるので本記事では割愛させていただきますが、せっかくプレスリリースを頂いたので、その概要にも触れたいなと思います。

youtu.be

 

このライブでは、”CRZKNY x rokapenis”というオーディオビジュアルライブになっていて、公開された動画の撮影は、”rokapenisによる固定1カメラによってステージを映したもので、CRZKNYによる強烈な低音による箱鳴りと空気振動によるブレ、rokapenisuによるライブ当日の生々しい音と映像のコラボレーションが記録されている。”とのこと。

“強烈な低音による箱鳴りと空気振動によるブレ”というのは本当にまさにそのとおりで、ちょっと身体に悪いぐらいのイかれた低音が出ていたことは間違いではなく、色々な意味で色々な部分に異常をきたすというレベルでした。

あとその異常な低音を支えていたのが、当日会場に導入されたBroad Axe Sound System。プレスリリースには、”ライブの出だしからCRZKNYの作り出すサウンドによって、文字通りフロアが「低音に押し潰される」状況を作り出し、多くの観客にボディソニックとしての低音を体感させていた。”とありますが、ホンマ、それ。

ちなみに当日のセットの中には実は最近発表されたばかりのサニーデイ・サービス『the SEA』収録の「町は光でいっぱい(CRZKNY Remix)」もプレイされていたようです。「抱きしめたり(feat CRZKNY)」のライブ特別バージョンにはおおっとなったのですが、これは気づかなかったなー。

私的ハイライトはやっぱりガバゾーン

そして、動画のタイムコードでいえば、40分くらいからの高速Jukeビートからのガバゾーンは、改めて映像で見てもやっぱりハイライト、そしてやっぱり地獄。ガバアルバム『GVVVV』収録曲によるレイヴゾーン的アプローチは、その音がなった瞬間、フロアからは大歓声が上がったし、そのシーンも今、動画を視聴していると鮮明に浮かび上がってきて、もう辛抱たまらん状態です。アレは本当に現場で体験できて良かったなーと。

こんな激ヤバな動画が公開されるのは本当にヤバいですね。願わくばヴァイラル化して、とんでもなくヤバい状況をネット上でも作り出してほしいものです。

※rokapenisによる映像表現にフラッシュの点滅効果のような演出箇所が多いため、暗がりで大画面で見る場合は注意が必要とのこと。

昨年に引き続き今年もやばかったCRZKNY地獄記念日。ちょっと気が早いですが、今から来年の地獄記念日でどのような地獄セットが披露されるのか楽しみすぎです。 

低音でどうにかなっちゃう新作リミックス公開

こんな感じで止まることを知らない状態で活発に活動を続けているCRZKNYですが、最近、新たなに「SUSHIGO (CRZKNY's ACID SUSHI REMIX)」なる新作リミックスも公開しています。

 

soundcloud.com

 

こちらはナマコプリというOiran Music所属の芸術家アイドルの曲のリミックスなのですが、ここでもCRZKNYの地獄さは健在。聴いていると「低音でどうにかなっちゃう」状態にしてくれるのはもちろんのこと、中盤のブレイク明けから炸裂するTB303アシッドベースラインは本当に強烈。完全にブレインウォッシュされてしまいます。

それと終盤のエクスペリメンタルなパートは、それがあることで、ただ単に狂っているだけでなく、そこにアートさを見出すこともできるため、聴いているだけでエンターテイメントな作品なのかと勝手に思っています。いやはや素晴らしい。

なお、CRZKNYは、毎年恒例の原爆コンピの参加曲を7/31まで募集しています。詳しい内容については下記の記事を一読頂ければと。

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Top Image via GOODWEATHER