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オルタナティブロックの歴史が一目でわかる秀逸な回路基板風の相関図

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現在、広く知られている音楽ジャンルにはそれぞれルーツがあり、それはアーティスト単位での数珠つなぎが可能で、そういったものの紹介は、音楽メディアでも度々特集記事として公開されます。

 そんなジャンル、アーティストの関係性をわかりやすく説明するのに最適なのは相関図なのですが、今回ご紹介させて頂くのはただの相関図ではなく、ラジオの回路基板を模したユニークな相関図です。

これは、オルタナティブロックの歴史にフォーカスしたもので、その相関図のキーアーティストとしてNYのアンダーグランドでオルタナティブなロックのオリジネーターThe Velvet Underground、それに続くNY PUNKの代表格Ramones、そしてそこに影響を受けた一般的にPUNKの代名詞として知られるUK PUNKのSex Pistols、それに影響されたマンチェスター勢を代表するJoy Division、Altanative Rockの源流The Smithsといった面々を据えながら、各アーティストに繋がる主要サブジャンルとアーティスト300組を繋げていくものになっています。

紹介されているサブジャンルの一例としては、Ramones周りなら同じNY PUNK、CBGB世代のPatti Smith、Sex PistolsならThe Clash、Joy DivisionならNew Order、そこから派生していく90sのMadchester勢といったように縦横無尽に繋がっていく彼らの関係を一目で確認することができます。

また、Sex PistolsあたりからMadchester勢くらいまでの相関図は、映画「24アワー・パーティー・ピープル」でも語られる部分なので、この回路基板を片手に映画鑑賞するのも良いかもしれません。

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New OrderとKraftwerkが繋がってNEU!、CANといったKrautrock勢にいく流れだとか、The Smithsからのマンチェスター繋がりで、The Stone Roses、そこからEarly 90sつながりでPrimal ScreamからのMy Bloody Valentineと来てのShoegazerセクションのRide、Slow Diveや、The Velvet Undergroundからぐるっと回ってからの90年代後半から00年代前半のThe Strokes、The White StripesなんかのGarage Rock Revival勢を経ての00年代UK New Waveを象徴するFranz ferdinand、Bloc Partyへ。みたいなルートを辿っていくことができるので、自分が当時聴いていた頃のことや、そういや雑誌の特集なんかで好きなアーティストが影響を受けていることを知ったから遡って聴いてみた的なアーティストを振り返ったりするのにはもってこいだと思います。

学生時代の友人とのお酒の肴に是非、1枚欲しいなと思いました。ちなみにこちら35ポンド(約5000円)で購入も出来るようですので、興味がある人はこちらのリンクで購入してみてはいかがでしょうか?

それにしてもラジオの基盤を模してこの相関図を作るなんてアイロニーがありつつも音楽愛を感じますね。

 

  【この記事に関連するおすすめ音源はこちら】

The Best of Joy Division

The Best of Joy Division

  • ジョイ・ディヴィジョン
  • オルタナティブ
  • ¥1600

Source: OPEN CULTURE
Photo via DOROTHY