letter music

日々更新される音楽情報を雑談を交えて文字化するWebzine

グラストンベリーフェス2019の裏MVP、素人少年Alex Mannがアーティストデビューオファーを受けたことを明かす

f:id:fantasydub:20190705094003p:plain

先月末、イギリスで開催されたグラストンベリーフェス2019で、素人ながらラッパーのDaveのステージに飛び入り参加し、見事なパフォーマンスを披露。そのことが話題になり、超絶バイラル化したことで一躍時の人になった素人少年Alex Mann、15歳。

 

グラストンベリーフェス2019の裏MVP、鳴り止まない各種オファーの声

その反響は未だ止むことはなく、様々なメディアが彼にインタビューを行なっているのですが、そのうちの1つ、有名音楽メディア・NMEのインタビューによると、なんと複数のレコード会社からデビュー作リリースのオファーやプロデューサーからコンタクトがあったそうな。まさにグラストンベリードリーム、いや、一瞬にして情報がバイラル化する現代ならではのSNSドリームなのかもしれません。

www.youtube.com

以前、「出来すぎた話」と先述のグラストンベリーでのパフォーマンスをBBCが表現していると書きましたが、それもまだ継続中という感じですね。グラストンベリーが最終回一話前ならレコード会社からのオファーはまさにエピローグ。完全に漫画の世界、というかハロルド作石の『BECK』、瀬尾公治の『風夏』状態なのであります。

しかも、実際にライブのオファーもあり、今週木曜にはイギリス・ニューカッスルのイベントに出演。さらにファッションブランド、BoohooManのモデルにも抜擢され、現在、同社のInstagramでは実際に彼がモデルを務めたフォトショットが公開されています。

www.instagram.com

朝の情報番組に出演

Alex Mann少年、グラストンベリー後の奇跡的なバズのおかげでSNSフォロワーが爆増していると、Twitterでお伝えしましたが、先述のNMEがインタビューを行った時点でTwitterのフォロワー数は17万人。そして、この記事を執筆している時点ではさらに増加して18万4633人となっています。

f:id:fantasydub:20190705094147p:plain



というわけで時の人感がものすごいわけですが、彼のTwitterを見ていたらいくつか面白い投稿を発見。なんと新聞、雑誌にとどまらず、「Good Morning Britain」というイギリスの朝の情報番組(日本でいうところの「スッキリ」的なやつ)にも出演していたようです。

youtu.be

 

また番組出演後のツイートによると、どうやら先述のアーティストデビューオファーに応じたのか、EPが近日中にリリースされるそうです。

 

元Jリーグ3億円プレイヤー、リネカーもコメント

あと、Alex MannがグラストンベリーでパフォーマンスしたのはDaveとAJ Tracyの「Thiago Silva」という実在するフットボールプレイヤーの名前を冠した曲で、実際リリックにもチアゴ・シウバ、カカなど何人かのフットボールプレイヤーの名前がでてきます(日本の漫画/アニメの『Naruto』キャラなんかも)。

そういう意味でフットボール発祥の地であるイギリスとは浅からぬ関係にある曲のためか、これになんと往年の名プレイヤー、特に20年間の現役生活において1度もレッドカード、イエローカードもらったことがないということで知られる”紳士”、そして、Jリーグ発足当時の3億円プレイヤーだった元名古屋グランパスエイトのゲーリー・リネカーも、Alex Mannについてコメント。

リネカーは、コアなフットボールファンならご存知かと思いますが、引退後は母国イギリスでBBCのテレビ番組『Match of the Day』の司会者として活躍。そのほかに何気に映画『ベッカムに恋して』にもカメオ出演していたりします。

このように様々な媒体、人物たちから言及されることで人気が光の速さで拡大しているAlex Mannですが、当の本人はNMEによると、すぐにミュージシャン、芸能人になれるにもかかわらず、来年大学に進学することを最優先にしているようです。このあたりの堅実な感じもまたZ世代の若者ならではなのかなぁと。以上、お後がよろしいようで。

Top Image via BoohooMan
Referrence: NME