北欧・ノルウェーの注目ドリームポップアーティストAnna of the North（アナ・オブ・ザ・ノース）が、トロピカルハウスの貴公子Kygo（カイゴ）とコラボしている動画を発見しました。
トロピカルハウス名曲「Firestone」を歌うAnna of the North
動画は、2016年4月にロンドンで行われたKygoのライブでのもの。ライブ冒頭は、Kygoと言えばな、トロピカルハウス名曲「Firestone」のピアノアコースティックバージョンと彼女の歌でしっとり始まり、思わずそのドリーミーな感じにうっとり。
その後半は、ダンスミュージックアレンジになり、曲の最後がめちゃEDMっぽい感じで終わるのもまあご愛嬌という感じです。
2017年のデビューアルバム『Lovers』
Anna of the Northは、昨年、デビューアルバム『Lovers』をリリース。またOFWGKTA（Odd Future）のリーダーTyler, the Creator（タイラー・ザ・クリエイター）のアルバムでメディアからも高く評価された『Flower Boy』にもフィーチャリングゲストとして「Boredom」に参加。同アルバムではその他に「911 / Mr. Lonely」にAdditional vocalとしてクレジットされています。
そのことからDrake（ドレイク）の『More Life』に参加したことで一気に世界中から注目を集めたUKのラッパーGiggs（ギグス）のように先述のアルバムリリース前には、これまで以上に注目を集め、オシャレ系カルチャーメディアでチョロチョロ名前を見かけた印象ですが、意外と日本では名前が浸透しなかった印象です。『Lovers』自体はかなり秀逸なシンセドリームポップアルバムだっただけにそこはちょっと私的には残念…。
とはいえ、もちろん、インディー系好きにとっては注目盤だったことには変わりなく、私もよく聴かせて頂きました。
The Chainsmokersもリミックスしたデビューシングル「Sway」
ちなみにAnna of the Northをご存知ない方に、まず入門編としてオススメしたいのは、「Sway」という曲。こちらは彼女のデビューシングルで「HONEYMOON」というUSのおしゃれインディーポップレーベルからのリリース。泣きの激エモ & 激チルドリームポップでまさに秀逸な1曲になっています。
余談ですが、この曲は今やEDMシーンのスーパースターとして知られるThe Chainsmokers（ザ・チェインスモーカーズ）がオフィシャルRemixしています。大ブレイク前の彼らの隠れた名作Remixなので、オリジナル「Sway」が気に入った人はこちらも是非。
- provided courtesy of iTunes
加えて今年、「Sway」のアコースティックバージョンがオフィシャルリリースされた模様。
MØのサポートアクトを務める
そんなAnna of the Northさん、2010年代のダンスミュージックシーンにおける人類のアンセム、Major Lazerの「Lean On」でおなじみ、MØ（ムー）のロンドン公演のサポートアクトも務めた模様。
そのバックステージではMØのほか、同じくサポートアクトを務めたスウェーデンのシンガー、Skottとの3人での記念撮影を行なったようです。キャプションには北欧3カ国（ノルウェー、デンマーク、スウェーデン）の国旗絵文字があり、その様子は先月のUMF Miami 2018での復活が話題になったSwedish House Mafia（スウェディッシュハウスマフィア）ならぬ、”スカンジナビアンポップマフィア”とでも言いたくなります。
💕💕💕🇳🇴🇩🇰🇸🇪💕💕💕@anna_ofthenorth @skottmusic
— MØ (@MOMOMOYOUTH) 2018年4月5日
The Scandinavian invasion is real!
Thanks for having us Brixton Academy!! pic.twitter.com/vpmQSffnop
Skottの最近リリースされた新曲「Russian Soul」もJames Blake（ジェームス・ブレイク）以降のポスト・ダブステップ x インディーポップというテイストでかなりの良曲。Anna of the Northとともに今後の活躍に注目したいところです。
なお、Anna of the Northですが、Instagramがめちゃくちゃオシャレ。北欧大好きサブカル女子あたりはボーイッシュな彼女の着こなしは参考になるのでは?
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Top Image via Anna of the North
Source: Wikipedia
